豆知識
血圧計

血圧とは血液が血管壁に与える圧力のことであり、血圧を測定する機械を血圧計と呼びます。血圧計は基本的に、腕に巻き付けるカフ(マンシェット・環状帯とも言います)・気圧計・送風器の3つからなっています。

 

カフを上腕などに巻き付けて送風器で空気を送入することにより動脈を圧迫し、血流を変化または阻止するのに要する圧力を気圧計で読んだものが、血圧です。血圧計は気圧計の種類により、水銀血圧計・アネロイド血圧計・自記血圧計(自動血圧計)があります。

 

現在一部の病院で水銀血圧計が使われているほかは、医療用・家庭用共に自動血圧計がほとんどです。自動血圧計はカフの巻く場所により、上腕式血圧計と手首式血圧計に分けられます。

 

以前は「手首式は誤差が大きい」と言われていましたが、最近の血圧計は正しい測定方法を取ることで測定場所に関わらず正しく測定できます。病院で測定する血圧は医療従事者が測定するため正確ではありますが、緊張により高く出る場合が多いですし、起床時高血圧を見逃しやすいというデメリットがあります。

 

持ち運びやすい手首式血圧計などを家庭でも使用し、平常時の血圧を知ることが健康維持のために大切です。家庭で血圧を測定する場合には毎日同じ時刻に測定しメモをつけて、定期的にかかりつけの医師に確認してもらうようにしましょう。