豆知識
喘息

喘息とは、空気の通り道である気道に炎症が起きたり痰が出ることにより、呼吸がしにくくなる痙攣性の呼吸困難状態のことです。気道が狭くなっているため、「ヒューヒュー」と言った音が鳴ったり、ゼイゼイしたりします。

 

喘息は英語でAsthma(アストマ)と言いますが、元々は「空気をあえぐ」という意味の単語です。ホコリやダニ・タバコなどによるアレルギー反応が発作の原因となる気管支喘息が有名ですが、他にも心臓病患者に見られる心臓性喘息・腎臓病患者に見られる尿毒症性喘息などがあります。

 

気管支喘息は発作時に気管支を急速に広げて楽にする薬と、発作を予防するために炎症を抑えたり気管支を少し広げる薬の2種類で治療が行われます。

 

発作治療薬がよく効くため予防薬(コントローラー)を止めてしまう方もいますが、気管支喘息は発作が起きないようにすることが治療目標なので、中止や減薬については主治医とよく相談するようにしましょう。

 

また、アレルギー物質を取り込まないように禁煙したり、空気清浄機を利用する・部屋をこまめに掃除することも大切です。疲労やストレス・睡眠不足も発作のキッカケとなるため、予防薬の使用と共に体調管理にも十分に気を配るようにすると良いですね。